太刀魚(たちうお)

五島列島福江島の大浜地区で漁獲される旬の魚介類についてご紹介いたします。4月は、「太刀魚(たちうお)」をご紹介いたします。

太刀魚(タチウオ)

漁獲期間:2月~4月、9月~10月

4月の魚「太刀魚(タチウオ)」

【写真:太刀魚(タチウオ)】

タチウオは頭を上に尾を下にし、まるでたっているように垂直(上下)に泳ぐ大変かわった魚です。名前の由来も立っているようだから「立魚」という説とその姿かたちが日本刀に似ているから「太刀魚」という2つの説があります。釣りの場合も1日の上下運動がポイントで釣り人の間でも「太刀魚はその時間のタナ(泳層)を釣れ」と言われています。また、通常の垂直移動のほかに産卵と越冬のために年2回の大移動をすることで知られています。

漁獲方法

釣り、曳縄漁、延縄漁、定置網漁

太刀魚は五島では主に「太刀縄(タチナワ)漁」とよばれる太刀魚用の延縄漁で漁獲されます。五島での太刀縄漁はここ7-8年のうちに盛んになり、2月~4月、9月~10月の年間2回漁期には五島近海にタチウオを求め、200隻以上の漁船が県内外から集まります。

生態

名称 太刀魚(タチウオ) 学名 Trichiurus lepturus
分類 スズキ目サバ亜目タチウオ科タチウオ属 分布域 東シナ海、黄海、渤海、北海道の沿岸各地
生態 全長は150cm程度で時には200cmになるものもあります。重さは最大級のもので5キログラム程度。日中は水深100m前後の海底にいますが、日没後は海面近くまで浮上してきます。 特徴 細長いリボン状の体型をしており、ウロコと腹鰭がありません。するどい歯を持ち、ウロコがなく、体表の「銀白色」の部分はグアニンと言われる色素で覆われています。「タチハク」と呼ばれる箔の原料やマニキュアのラメなどの原料となります。

調理方法

太刀魚の塩焼き

【写真:太刀魚の塩焼き】

太刀魚は身が大変良質で、癖がないため近年は特に人気のある魚です。五島から出荷される太刀魚は味や質はもちろん、釣り・縄漁で漁獲されたものを即座に氷で〆るなどの処置が施されているため、銀箔が大変美しい(太刀魚は人の手に触れると生簀にいれても箔が落ちてしまいます)とご好評をいただいています。タチウオは白身で身が柔らかく身質なため、料理方法としては「刺身」、「塩焼き」、「ホイル焼き」などがシンプルなものが一番美味です。刺身なら皮にうまみがあるので皮造りがオススメです。また、「かまぼこ」や「竹輪」の原料魚となることもあります。

掲載日:2007年3月19日

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